大分県立歴史博物館開館25周年特別展
「み仏の美とかたち−大分の仏教美術1400年の輝き−」
緑の山並みを背に豊饒の海に面し、古くから特色ある歴史・文化の流れを形成してきた大分の地に花開いた仏教文化の流れを、その成果である仏教美術、なかでも人びとの信仰・礼拝の対象としてつくられ安置された仏像や絵画を中心に紹介しています。
会期/2006年10月20日(金)~12月3日(日)
会場/大分県立歴史博物館
http://rekisihakubutukan-b.oita-ed.jp/
休館日/月曜
入館料/一般800円(550円)
高・大学生450円(300円)
小・中学生200円(130円)
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仏教伝来から間もない古代の金剛仏、山岳仏教が全盛となった平安時代の木彫仏、浄土信仰の発展とともにさまざまにかたちを変えていった阿弥陀仏など脈々とつづいてきた信仰から生まれた美がいま宇佐に集結しているらしいです。奈良は法隆寺や東大寺、元興寺などからも来ているのだとか。
驚いたのは宇佐市黒地区・天福寺奥の院に伝わる「粗造菩薩立像」のうちの一体。サモトラケのニケにそっくりなのです。頭部と両手がないだけではなく、下半身を覆う裳の襞の表現までがとてもよく似ています。両者につながりは…なかったと思うけれど、不思議です。
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