2007.2.10~18、23(アーティストトーク)
初日前夜に作家さんが逮捕されるという、想像を絶する幕開けとなった展覧会でした。初日夜のオープニングトークは作家不在のまま、大分県立芸術会館主幹学芸員・加藤康彦氏を中心に開催。しかし観客は心配すると同時に(いや多分それ以上に)思わぬハプニングに大喜びしていました。これはひとえに作家・ユキノさんの愛される所以でしょう。幸いにして3日目からは釈放されたユキノさんが無事会場にいらして下さり、刺激的な毎日となりました。18日に一旦終了したあと、23日にもう一度加藤さんを招いてトークのやりなおしを開催したことも、思いがけないイベントでした。なお一連の顛末は「俗骨【偽】眞報リスペクト版」に収録されています。
2002年まで刊行されたミニコミ紙「俗骨眞報」バックナンバーと掲載された写真、撮影用小道具といった関連のものを、会場を編集室に見立てて展示。ユキノさんが2001年に開催した前衛的イベント「TUNING」のDVDも環境映像的に上映されました。